目次
サーマクールCPTについて
ご安心ください!
先日【2017年2月中旬】、サーマクールのトリートメントチップ【患者様お一人に1個使い切りが原則の消耗品】について、使い回しの改造・再生チップの存在や、それらが広く使用されている現状がマスメディアを通して大きく報じられました。実は、このような実態は今に始まったことではなく、かなり以前から流通していました。表面的には安く思えても、安全性に問題があったり、効果に問題があれば治療の意味はあるのでしょうか。当院では、開院以来このようなチップを患者様に使用したことは一切ございませんし、今後も使用することは絶対にありません。サーマクールは、正規品新品を使用し、適切に治療すれば安全でとても良い治療です。どうぞご安心ください。
手術要らずのたるみ治療サーマクール
サーマクールCPTシステムは、ラジオ波(高周波)によるリフトアップ治療です。たるみに深く関係する、皮膚の深い部分にある真皮のコラーゲン層まで、安全・確実にラジオ波を届けることができ、手術することなく、リフトアップを実感します。しかも、最新進化バージョンはCPTシステムで痛くない!ウルセラリフトとの併用で、非外科的方法ではベストなリフトアップ治療といえます。 たるみ治療について
サーマクールCPTシステムとは?
サーマクールは、100万人以上の症例数を誇る「たるみ治療のゴールドスタンダード」として、世界80か国以上で施術されています
サーマクールは、ラジオ波(高周波の一種)を使ったたるみ治療器です。ラジオ波は、レーザーでは届かない肌の深部まで熱エネルギーを届けることができます。これにより、真皮や皮下のコラーゲン層(たるみやしわに深く関係している)を加熱すると同時に皮膚表面を冷却する方法で、皮膚表面にダメージを与えることなく、コラーゲン線維の収縮と再構築を可能にしました。サーマクールは2002年からと、この種の医療機器としては歴史がとても長いのですが、この間もどんどん進化し続けています。新しいものが開発されては淘汰されていく、移り変わりの早い美容医療機器の世界において、これだけのロングランを続けられるのは、サーマクールが持つ、高い効果と安全性の証といえます。
サーマクールCPTシステムの効果のメカニズム
皮膚の老化により、真皮層のコラーゲン線維が劣化・減少します。コラーゲン線維は、皮膚の強さを担っているため、この部分が老化すると、皮膚はあらゆる負荷に対して弱くなり、たるみに直結するのです。老化した皮膚は劣化し伸びきった古いゴムのような状態で、弾力もなく余剰部分が生じてしまっています。そのため、治療はコラーゲン線維のリニューアルと増加により皮膚組織に強さと弾力を取り戻し、収縮させる(余剰部分を減らす)必要があるのです。サーマクールは、真皮のコラーゲン線維を中心にラジオ波の電気エネルギーを与えます。電気エネルギーは熱エネルギーに変換されます。これによって以下の作用が起こります
①コラーゲン線維の収縮
ラジオ波の熱エネルギーにより、コラーゲン線維や皮下脂肪層にある線維隔壁(コラーゲン線維で構成される)が即時的に収縮します。この収縮はコラーゲン線維などの熱変性によるものです。
②コラーゲン線維の再構築・増加による収縮
身体の治癒力(傷が治る力)により、熱変性したコラーゲン線維は、新しいものに置き換わります。このとき、老化で減少した分も新しく生成されるため、増えるのです。組織全体が収縮し、たるみ改善効果につながるのです。
痛みの克服(サーマクールCPT)
サーマクールは、コラーゲン線維に熱エネルギーでダメージを与える治療です。ダメージには多少の痛みを伴います。そのため、サーマクールは強い痛みを伴う治療として有名だった過去があります。しかし、現在の最新進化バージョンは、さまざまな装置が開発・付加され、治療に伴う痛みを大幅に軽減しました。以前では定番であった、治療前の表面麻酔(麻酔クリーム処置)も不必要なくらいです。
振動を与えることにより痛みを感じにくくさせる 【ゲートコントロールシステム】
ラジオ波と冷却を小刻みに与えることにより痛みを感じにくくする 【パルス照射】
均一な加熱が可能な特殊チップの採用による痛みの緩和
サーマクールの効果はゆっくりじわじわ
サーマクールの効果はゆっくりじわじわ出てきます お肌の復元力による効果なので、不自然になる心配はありません
サーマクールの効果はゆっくり出てくることが多いです。治療直後に引き締まり感を実感できる場合もありますが、これはサーマクールの本格的な効果ではありません。本格的な効果は、1か月~6か月にかけて、コラーゲンが再生されるのと共にゆっくり出てくることが多いです。
- 法令線や目の下のクマが浅くなった
- だぶついていた皮膚が引き締まったのを感じる
- 顔の影が減って、元気そうに見られるようになった
- 「最近顔がすっきりしていてなんとなく元気そう」と言われる
- お肌の弾力が増し、つるつるになった
- 毛穴が目立たなくなった
- 二重がはっきりしてアイラインが塗りやすくなった(アイサーマクール)
フェイスリフト手術との比較
サーマクールやウルセラリフトは「切らないフェイスリフト」とも呼ばれています。これらの治療とフェイスリフト手術の比較検討にはそれぞれのメリット・デメリットを理解する必要があります。
安心してサーマクールをお受けいただくために
サーマクールの効果や安全性(治療の価値)を決定するものは? ⇒【だれが(人)/どのように(方法)/なにを使って(道具)】 治療するかが重要です。
①誰が実際に治療を担当するのか?(医師本人?看護師?それ以外?)
②効果が出る方法は?(適当に照射するだけでは効果は期待できません)
③どのような医療器材を用いるのか?
治療の価値は安全に効果を出すことです。安全でなく、効果の出ない治療に価値はないと考えます。
当院のサーマクール治療の特徴
【特徴1】 院長自身が治療を担当
当院では、治療効果を最重要視しますので、診察はもちろんのこと、実際の治療(照射)も医師である院長自身が担当いたします。最近では、サーマクールにおいても、医師が診察だけを行い、必要な指示までは出すが、実際の治療は医師以外のスタッフが行うという施設が増えているようです。そのような方法でも十分安全で高い効果の期待できる機器もありますが、サーマクールはそうではありません。サーマクールは、使用するラジオ波エネルギー特性上、治療前に最適な出力などの設定を決めることができる治療ではありません。治療中の温熱感覚の強さやお肌の状態、治療部位により、刻々と設定を変更していく必要性のある治療なのです。(※)医師以外が治療を担当する場合、施術者本人の判断による出力の調整・変更が難しいため、画一的で流れ作業的な治療になりがちです。サーマクールは全自動の治療機器ではありませんので、このような治療の仕方では高い効果は望めません。
※とても難しい話になりますが、サーマクールのRFエネルギーは皮膚の中で熱エネルギーに変換されます。この熱エネルギーがコラーゲン線維に作用して効果をもたらすのです。ここで問題なのが、RFエネルギーが熱エネルギーに変換される度合いが、人により・部位により・肌の状態により、大きく異なるということです。つまり同じRFエネルギーの設定であっても、人や部位によって全く効果が違ってくるということです。このエネルギー変換の調節は、治療中に患者様の温熱感覚によってのみなされるものなのです。
【特徴2】 外科的知識を応用した照射方法、優しく丁寧な治療でリスクも回避
当院院長はサーマクールの日本導入以来、10年以上の膨大な治療経験があります。また、美容外科での多数のフェイスリフト手術経験などより、顔面の解剖知識やたるみの外科的な治療方法にも精通しており、これを実際のサーマクールの照射方法に応用しています。より安全に、より高い効果を得るには、どこをどのように治療すればよいかということを、常に科学的な根拠に基づき、考えながら、長年の治療に従事してまいりました。また、とにかく優しく丁寧に治療することが特徴で、多くの患者様からご好評をいただいてまいりました。今まで火傷などの大きな合併症も皆無です。
【特徴3】 SOLTA MEDICAL社正規品だけを正しく使用します
サーマクールは米国で2002年に開発され日本にも導入されました。それから約14年、さまざまな改良・進化を受けながら今日を迎えています。移り変わりが激しい美容医療機器業界の中で、10年以上という異例のロングランを成せたのは、サーマクールが持つ、確実な効果、高い満足度や安全性の賜物です。しかし、有名で優秀なロングラン機器だからこそ必要な注意点もあります。銀座お肌の診療所では、患者様に少しでも、安心して治療を受けて頂ける環境つくりに努めてまいります。(下段に詳しく説明しております。どうぞご覧ください)
【特徴4】 サーマクールで最大限の効果を出すための治療を行います
当院では、サーマクールで最大限の効果を出すための治療しか行いません。フェイスリフト手術や糸によるリフト治療など、他のより高額な治療への誘導を目的とした宣伝集患の手段に、サーマクール治療を使うことは決してありません。当院ではメスを使用する手術は行っておりません。どうぞご安心ください。
当院のサーマクールCPT機器
銀座お肌の診療所で使用するサーマクールCPT機器をご紹介いたします。2015年10月新品(SOLTA MEDICAL社製Thermage CPTsystem)にて導入しています。以下はすべて院内撮影です。
当院のサーマクール治療に関するお約束
機器本体は正真正銘SOLTA MEDICAL社製ThemageCPTsystemのみ使用
当院のサーマクール治療で使用する機器はSOLTA MEDICAL社製Themage(ThermaCool CPT system)のみです。改造品・コピー製品ではないことを保証いたします。さらに、チップなどの消耗品の購入、保守管理、定期メンテナンスなどはすべてSOLTA MEDICAL正規代理店を通して行っております。
使用するトリートメントチップは正規品新品のみ
使用するトリートメントチップは、すべてSOLTA MEDICAL社製の正規品新品です。 再生品(再生チップ)や改造品、コピー製品ではありません。 治療チップの正規品新品は、1個1個パックで密封され箱に入っております。 治療前に、患者様に新品であること、パックの開封を確認して頂きます。 サーマクールの治療画面には、治療チップのショット数が表示されます。 治療前(新品チップのショット数)と治療後(使用後なので0)に画面をご確認していただくことで、実際に治療に使用したショット数のご確認が可能です。 当院では、ショット数のごまかしなどの行為は一切いたしません。
トリートメントチップには使用期限があります
サーマクールのトリートメントチップには使用期限があります。使用期限を過ぎたからといって、極端に劣化したり危険だというわけではないと考えますが、当院では、使用期限の過ぎたトリートメントチップは一切使用しません。ご安心ください。
トリートメントチップはお一人様1個を使い切りです
写真は、トリートメントチップが入っている箱の裏書です。トリートメントチップは、密封されており、患者様お一人様1個の使い切りが原則です。当院は、規定に則り、1個のトリートメントチップを複数の患者様へ使いまわすというような行為は絶対いたしません。図は治療チップの箱にある裏書です。
なお、当院にて取扱い可能な治療チップの規格は、次のようになります。
- 3.0cm2 CPT Frame Treatment Tip(400)
- 3.0cm2 CPT Frame Treatment Tip(600)
- 0.25cm2 CPT/NXT Shllow treatment Tip(225)(瞼専用)
- 3.0cm2 Total Tip(900)(熱量の増えたトータルチップ)
- 16.0cm2 Treatment Tip(400)(ボディ専用)
高い効果と少ない痛みの両立
サーマクールはCPTシステムの導入で、治療に伴う痛みが激減しました。ただし、全く無痛というわけではありません。当院では、患者様ができるだけ快適に治療を受けて頂けるよう、独自の除痛法により、治療に伴う痛みに最大限配慮いたします。ただし、無痛を目指す余り効果を損なうような、治療方法・除痛方法は採りません。ご安心してお任せください。図の注意書きには「最適治療レベルは患者様が感じる熱さの程度により決定すること」と記されています。
サーマクールのチップが変更されました(2017年~)
2017年1月、メーカーより通達があり、サーマクールのチップが変更されました。変更点は、チップが滅菌から未滅菌になったこと、それに伴い包装が簡素化されたこと、チップが入っている箱が小さいものになったことです。当院では、この変更に伴うチップの取り扱い方に変更はありません。再生品など、正規品新品以外のものは一切使用しませんし、1個のチップを複数の患者様に使いまわす行為は絶対に行いません。
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未滅菌になったことで、包装が簡素化されました。未滅菌だからといって、不潔なわけではありませんので、どうぞご安心ください。
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チップの注意書きです。未滅菌であること以外は従来と同じです。Do not reuse.Single patient use only.原則は変わりません。
- やけど・水泡形成・色素沈着・瘢痕化⇒非常に稀です。ある条件が揃ったときに発生する場合が多いようです。特性を理解し、正しい処置・操作によって回避できます。まず心配いりません。
- 麻酔処置によるかぶれ⇒麻酔薬自体、もしくは添加物や基剤に肌が合わなかった場合に発生。
など、詳しくは医師にご確認ください。
サーマクールQ&A
このQ&Aの回答については、当院での診療を基準にしています。当院以外のクリニックの診療に当てはまるとは限りません。同じ治療機器・医薬品を使用していても、治療方法は大きく異なる場合も多々ありますので、予めご了承ください。
Q : 効果はどのように実感できますか?
A : 6か月ほどかけてゆっくりと実感できます。サーマクールの効果は2段階です。まずは、真皮層のコラーゲンが熱で収縮することによる即時的引き締め効果、そしてその後ゆっくりと6か月ほどかけて起こるコラーゲンの再構築による引き締め効果です。治療直後に起こる即時的な効果は個人差があり、人によっては明確に実感できないこともあります。感覚としては、老化で緩んでしまったお肌が、徐々に引き締まっていくのを感じます。「すっきりした顔になった」「元気な顔になった」「小顔になった」「お肌表面もつるつるになった」などという感想が多いです。1回の治療でこのような実感が得られることが多いのですが、後でも述べますように、サーマクールのポテンシャルは、1回の治療ですべて出るというものではありません。可能であれば、何度か治療を繰り返すことをお勧めいたします。
Q : 効果の持続期間はどれくらいですか?
A : 一般的に言われているサーマクール治療の効果の持続期間は6か月~1年ですが、当院では効果自体の持続期間はもっと長い期間であると認識しています。サーマクールは、真皮のコラーゲン線維を熱変性させます。熱変性したコラーゲンは創傷治癒(傷を治す力)により修復・再構築・増生されます。この結果、コラーゲンが新しくなり増えて組織全体が収縮することが効果に繋がります。この修復過程に4~6か月ほど要すると言われています。つまり、改善=変化が進行する期間が6か月であり、これは効果の持続期間とは異なると考えています。サーマクールを繰り返すことにより、再構築されたコラーゲンの割合が増えていきます。再構築された真皮は短期間で元には戻戻らないと考えています。詳しくは診察時に医師にお尋ねください。
Q : 治療は繰り返した方がよいのですか?治療間隔は?
A : 可能であれば必要に応じて繰り返すのがよいです。サーマクールにおいて、治療を繰り返した方が良い理由は、再構築されたコラーゲンの割合を増やし、常にお肌を新鮮な状態に保つことによりたるみの進行を防ぐためです。サーマクールは、真皮のコラーゲン層に熱ダメージを与え熱変性を起こしますが、1回の治療での熱変性コラーゲンの割合は5~35%だとされています。過度のダメージによって組織に復活不能な火傷が起こることによる瘢痕形成などの回避するためです。つまり1回の治療で再構築を受けるコラーゲンは100%ではなく、1回の治療ではサーマクールのポテンシャルのすべてを発揮することはできないのです。治療間隔は4~6か月ほど空けるのがよいとされています。治療後4~6か月の間は組織に創傷治癒が起きている期間だからです。ただし、個々のケースで異なりますので、詳しくは、診察時に医師にお尋ねください。
Q : 痛みは本当にないのでしょうか?
A : 全く無痛ということではありませんが、痛みはかなり少ないです。CPTシステムの導入により、痛みが激減しました。以前は表面麻酔以上の方法を使用していた方でも無麻酔での治療が可能なほどです。ただし、全く無痛というわけではありません。サーマクールの場合は、部位による痛みの差が大きいです。痛みを全くといっていいほど感じない部位があれば、毎回痛みを感じてしまう部位あるということです。フェイスラインや大きな神経の直上などは少し痛みを感じるかもしれません。出力を下げるなどの方法を使えば、無痛は可能ですが治療効果が落ちてしまいます。当院では、痛みを考えるときには必ず効果も一緒に考えます。無痛でも効果がなければ治療の意味はありません。
Q : 痛みを取る手段はどんな方法がありますか?
A : 代表的なのはクリームなどの表面麻酔です。サーマクールはCPTシステムの導入で痛みが激減し、無麻酔でも十分治療が可能になりました。しかし、それでも痛みが心配な方には、表面麻酔をいたします。麻酔の成分が含まれたクリームを塗布してある程度時間が経てば、皮膚表面が麻酔によりぼんやりした状態になります。静脈麻酔などを使用する施設もあるようですが、効果の面と安全面の理由より当院では使用しません。サーマクールをもっとも効果的に照射するには、治療中における患者様の温熱感覚の観察が重要です。静脈麻酔をかければ、患者様の意識が混濁してしまい、正確な設定ができません。
Q : メイク・洗顔はすぐに可能でしょうか?腫れ・赤みは?
A : サーマクールは通常はダウンタイムのない治療です。サーマクールは皮膚の深い部分び熱エネルギーを加え、皮膚表面は冷却する治療です。皮膚表面にはダメージはありませんので、メイクや洗顔は治療直後から通常通り行って頂いて結構です。治療後の腫れや赤みは通常ありませんので、お気軽に治療を受けて頂けます。
Q : 誰が治療するのでしょうか?
A : 治療は医師である院長がすべて行います。サーマクールの照射を看護師が行う施設が増えてきているようですが、当院では効果と安全性を重視しますので、治療はすべて医師である院長自身が行います。どうぞご安心ください。
Q : クリニックによる価格差が大きいのはなぜ?
A : 料金には理由があります サーマクールに限らず、美容医療は自由診療なので、治療料金はクリニックによって大きく異なります。保険診療では、治療法に細かい規定があり、料金も一律です。つまり、医師の技量に差はありますが、基本的にどこのクリニックで治療を受けても同じ内容だということです。自由診療は、治療法も料金も医師が医師の裁量に任せられています。ここが保険診療とは決定的に違います。同じサーマクールという名の機器を使っていても、どのような機器(純正品・純正状態か否か)を用いて、どのように治療するかが、クリニックによって全く違うということです。つまり、同じサーマクールと名乗っていても、治療内容が全く異なる場合があるのです。表面的には安くても、効果がなかったり安全性に問題があっては治療の意味はありません。無駄な治療ほど高いものはありません。 ※最近、サーマクールのトリートメントチップ(治療の最重要部品)の不正使用に関する報道がメディアを賑わせました。
Q : 以前の痛みが強かったバージョンの時の方が効いた気がするのですが?
A : 一概には言えませんが、CPTシステムでは、フレームチップの採用で熱エネルギーの分布が均一になりました。そのため、効果の向上と同時に痛みの軽減が図られています。ただし、(あまり知られてはいませんが)熱エネルギーの設定基準がNXT(前バージョン)とCPT(現行)で根本的に違っているため、治療時の出力設定によっては、出力が極端に弱くなっている場合も珍しくなく、そのようなご感想をお持ちであっても不思議ではありません。もちろん当院はサーマクールを熟知していますので、そのようなことはありません。サーマクールに限らずほとんどの機器は、施術の仕方で効果が大きく変わります。機器の違いもありますが、施術方法の違いも考慮する必要があるのは言うまでもありません。サーマクールCPTのトリートメントチップ在庫は常時ご用意がありますが、NXTは常時在庫しておりません。そのため、サーマクールNXTでの治療をご希望であれば、予めある程度のお時間を頂いたうえでのご予約をお願いしております。
Q : サーマクールはリスクがありますか?
A : リスクはとても少ない治療法です。医療機器なので、リスクが全くゼロというわけではありませんが、きちんとした使用法での治療では、他の機器に比べてリスクはとても少ない機器といえます。想定できるリスクはやけどですが、サーマクールの場合のやけどは、施術者の手技に問題がある場合を除けば、ある一定の条件下で起こることがほとんどであり、これを避けることによりほとんど起こることはありません。当院院長は10年以上のサーマクール治療歴において、ここで問題になるようなやけどを起こしたことは皆無です。ここに記したことは、SOLTA MEDICAL社製の正規ThemageCPTsystem(正規メーカーによる定期メンテナンス済)に新品の純正チップを使用した場合を前提としています。もちろん、機器が完調でない場合、非純正品を使用した場合はその限りではありません。詳しくは診察時に医師にお尋ねください。
Q : サーマクールで「やつれた」といった話を聞いたことがあるのですが?
A : 施術の仕方や使用するチップによっては起こる可能性があります。サーマクールの熱エネルギーは、通常の顔用チップを使用した場合、直接的には真皮深層である2.5㎜付近まで達します。熱エネルギーには拡がりますので、間接的には皮下脂肪が存在する深さ5㎜程度まで及ぶ場合もあります。ただし、間接的な熱エネルギーは強くありませんので、通常の正しい治療法で、皮下脂肪が熱により「やつれる」ほど溶解することは、考えにくいです。ただし、同部位に連続して何度も照射するなどの方法によっては、起こり得ないともいえません。また、顔の治療に身体用のチップ(より深い層まで熱が届く設計)を用いた場合も、同様です。当院では、治療前の診察で患者様のご希望をしっかり把握させていただいた上で、正しい方法による治療を行いますので、ご安心して頂けます。
Q : 法令線が気になるのですが、ヒアルロン酸とどちらがよいのですか?
A : ヒアルロン酸とは根本的に異なる治療法です。法令線は皮膚のたるみ・下垂によって深くなります。従って根本的には、サーマクールやウルセラリフトなどで皮膚のたるみや下垂を改善するのが一番自然な流れです。しかし、これらの治療は即効性が大きくはありません。即効性を重要視される場合は、単純に法令線(=凹み)を膨らませて目立たなくさせる方法が向いています。これがヒアルロン酸注入治療です。ヒアルロン酸注入治療は、即効性があり分かりやすい効果が出ますが、皮膚自体には作用せず、たるみや下垂が改善されるわけではないことは理解しておく必要があります。
Q : まぶたのたるみで二重が狭くなってきました。上まぶたも治療できますか?
A : まぶた専用トリートメントチップがございます。まぶたは皮膚の厚みが他の部位と全く異なります。また、直下に眼球がありますので、治療方法じたいが特殊になります。まぶたの薄い皮膚用に開発されている「アイサーマクール」がございます。眼球保護用コンタクトシールドを装着すれば通常通りの治療が可能です。
Q : 顎の下(二重あご)や首のたるみにも効果がありますか?
A : 顎の下を含めた首全体に治療が可能です。通常の顔用トリートメントチップで首の治療が可能です。(甲状腺直上を除く)顎下のたるみや首の縦ジワ横ジワに対して効果的です。
Q : サーマクールはやめると余計に老ける?やり続けないといけない?
A : 通常は、そのようなことはありません。治療する毎に少しずつ皮膚は新しくなりますので、老けにくくなります。ご安心ください。
Q : サーマクールで使用するゼリーの意味は?
A : サーマクールのゼリーは“カプリングフルイド”と言います。これは、電気伝導率を調整されていて、電気が適正量流れるように設計されています。したがって、サーマクールにとっては、このカプリングフルイドは非常に重要と言えます。純正品以外のゼリーを使用したり、きちんと均一に塗布されていない場合は、電気が不均一になってしまい、火傷などの原因になり得ます。たまに(医師でも)勘違いされている方がいますが、冷却ジェルではありません。(ウルセラのジェルも冷却ジェルではありません)
Q : サーマクールは肝斑に影響がありますか?
A : サーマクールは表皮を冷却しながら、真皮深層までラジオ波のエネルギーを届ける治療です。通常は表皮に対するダメージはありませんので、表皮の色素異常である肝斑に直接的な影響はありません。つまり、良くなることも悪くなることもないということです。ただし、サーマクールで使用する表面麻酔(クリーム)などでかぶれてしまったり、サーマクールが適切に行われないで(機器の問題・技術の問題)、表皮にダメージを負ってしまった状態では、肝斑に悪影響が出る可能性があります。
Q : サーマクール、昔の方が効いたのはなぜ?
A : サーマクールは、デビューしてから10年以上のロングランを記録している医療機器です。日本導入当初は非常に痛みの強い機器として有名でした。その後、何回か、技術的な進歩によるリニューアルを繰り返し、現在では、麻酔の処置が必要ないほどにまで痛みが減りました。しかし、以前のタイプと熱エネルギーの基準も変わってしまっており、これを知らないドクターに治療された場合、以前の機器のレベルでの治療だと、ほとんど痛くないのですが、その分お肌に与える熱エネルギーもかなり少なくなります。つまり効果が少なくなるということです。当院では、無痛よりも効果にこだわり治療をしています。できるだけ以前のバージョンに近い熱エネルギーを与えるようにしています。
Q : サーマクールは甲状腺上に照射しても大丈夫?
A : サーマクールは首への治療も可能です。ただし、当院では甲状腺(首の真ん中やや下にあります)の直上は避けるように治療します。ご安心ください。
Q : サーマクールはコンタクトしたまま治療可能?
A : サーマクール治療はコンタクトを装着したままでも可能です。ただし、まぶた部分を治療する際は(サーマクールeyesなど)、コンタクトを外し、眼球保護用コンタクトシールドを装着します。治療後は、問題なければコンタクトを装着できます。
Q : サーマクールトータルチップとは?
A : 最新のサーマクールトリートメントチップです。従来のもの(CPTチップ)より、熱エネルギーが作用する深さが深くなっています。また、ショット数が900ショットなので、広い範囲での治療が可能です。当院では、メーカーによる規定を遵守し、1つのチップを複数の患者様でシェアするというような方法は行いません。
Q : サーマクールCPTでも痛みに対する麻酔は可能?
A : サーマクールCPTは、従来のものに比べて治療に伴う痛みが激減しましたが、全く無痛というわけではありません(低いエネルギーでの治療は無痛ですが、効果を犠牲にしてしまうため無意味です)。ただし、多くは無麻酔でも我慢できる程度の痛みです。しかし、痛みに対する恐怖心の強い方には、必要に応じて内服の鎮痛剤や表面麻酔(クリーム)を使用します。これにより、痛みは軽減できます。
Q : サーマクールの麻酔方法は?
A : サーマクールの麻酔方法ですが、現在のサーマクールの痛みは我慢できないほどのものではないので、特別な麻酔は必要ないことがほとんどです。当院では、治療の際に使用するエネルギー(パワー設定)がかなり強いですが、それでも治療前に鎮痛剤の内服のみで行うケースがほとんどです。サーマクールの場合、患者様の肌に合った適切なエネルギー設定を行う際の基準は、患者様が感じる感覚(痛み)です。つまり、全身麻酔や静脈麻酔など意識がはっきりしなくなる麻酔をしてしまうと、適切な設定ができません。しかも、このような麻酔では酸素マスクなど何かしらの装置を顔に装着しなければならず、それが邪魔になり、まともな照射がしにくくなります。さらに、麻酔深度が浅い場合、すこしの刺激で体動を起こしてしまい、治療に危険を伴います。実際にサーマクールの取扱説明書や治療ガイドラインには、静脈麻酔や全身麻酔は使用しないような記載があります。当院では、痛みが不安な方のみクリーム状の麻酔薬での表面麻酔を行います。この方法も、治療ガイドラインでは推奨されていませんが、治療に伴う痛みを100%なくす類のものではないので、経験上、治療レベルの設定は問題なく行えます。
Q : ネットでサーマクールのチップ使い回しに関するニュースを見ました。大丈夫でしょうか?
A : 当院で使用するサーマクールは、機器本体・付属品・トリートメントチップ他すべての周辺機器は純正品で規定通りの使用方法を採っています。トリートメントチップはすべて新品で患者様お一人に1個の使用です。使い回しや再生品などの使用は今まで一切行っておりませんし、これから行うこともありません。ご安心ください。
このページで解決できないご質問などございましたら、ご遠慮なくお問い合わせフォームにてお問い合わせ頂くか、ご予約の上、ご来院頂ければ、院長自らがお答えいたします!
料金案内
治療の料金については、1回の治療の料金です。 施術前の麻酔料金やアフターケアのためのお薬代金などは別途必要になることあります。 無診察での治療は法律で禁じられておりますので、治療には毎回診察が必要になります。 また料金内容は予告なく変更する場合がございます。 予めご了承ください。
診察料 | 初診 | ¥2,000 (税込¥2,200) |
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再診 | ¥1,000 (税込¥1,100) | |
注射・点滴治療のみの再診 | ¥500 (税込¥550) |
※すべての治療・医療薬処方には診察が必要です。予めご了承ください。
サーマクールCPT(医師による照射)
サーマクールCPT | 400ショット | ¥275,000 (税込¥302,500) |
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400ショット2回目以降 | ¥228,000 (税込¥250,800) |
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600ショット | ¥345,000 (税込¥379,500) |
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600ショット2回目以降 | ¥282,000 (税込¥310,200) |
CPTトータルチップ | 900ショット | ¥398,000 (税込¥437,800) |
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900ショット2回目以降 | ¥319,000 (税込¥350,900) |
サーマクールボディチップ | ご相談ください |
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※ショット数の目安⇒顔全体のみしっかり照射400ショット、顔全体+あご裏400ショット、顔全体+首400ショットor600ショット(しっかり照射)
※広い範囲を少ない照射数でカバーするとマイルドな治療効果となります。
※アフターケア用の炎症止めクリーム別途1,000円(税込¥1,100),表面麻酔ご希望の場合麻酔代別途3,000円(税込¥3,300)必要になります。
※サーマクールCPTトータルチップは暫定価格となります。予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。
※サーマクールCPTトータルチップは900ショットの規格のみになります。900ショットで顔全体+首+デコルテなどの範囲を一度にカバーすることが可能です。
eyeサーマクール(まぶた専用治療、特に上まぶた、医師による照射
eyeサーマクール | 450ショット | ¥209,000 (税込¥229,900) |
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2回目以降 | ¥168,000 (税込¥184,800) |
※他にコンタクト使用料、点眼薬計約¥2,500(税込¥2,750)が別途必要になります。
※表面麻酔ご希望の場合、麻酔代別途¥3,000(税込¥3,300)が必要になります。
リフトアップスペシャル(サーマクールCPT・ウルセラシステム同日照射)
リフトアップスペシャル | サーマクールCPTとウルセラシステムの合計料金より10%OFF |
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※このご料金の適応は、サーマクール・ウルセラを同日に治療した場合に限られます。