銀座 皮膚科 美容皮膚科 形成外科 しみ しわ たるみ

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日焼けは百害あって一利なし!?

紫外線の悪い影響
急性傷害(サンバーン:やけど、サンタン:色素沈着)
光老化(シミ・シワ・たるみ・イボ)
光発がん、光免疫抑制(単純ヘルペス、ニキビ)
白斑
光線過敏症
目(白内障・加齢黄斑変性・角膜炎)・・・・・

 

紫外線の良い影響
ビタミンD3の生合成

 

 

以上のように、紫外線はビタミンD3の生合成に役立つ以外はほとんどが有害です。
ただ、普通の健康な方であれば、どんなに紫外線対策をしていたとしても活性型ビタミンD3不足に陥る心配は少ないため、ほぼ「百害あって一利なし」と言えます。
特に日焼けにより赤みの出る方は紫外線に弱く、悪影響が出やすいので注意が必要です。

 

 

 

 

どのように日焼け紫外線対策すべきか?

紫外線に当たらないのが一番よいのですが、そのために外出しないというのでは、人生の楽しみが減ってしまいます。
楽しみながら、なるべく紫外線の弊害を最小限にするよう努力しましょう。

帽子
頭皮や頭髪以外にも顔や首筋を直射日光から守れます。
最近は紫外線・赤外線・可視光線すべて100%カットのすぐれものが登場しています。

 

 

サングラス・コンタクトレンズ
紫外線は目にも悪影響を与えます。
白内障や翼状片、加齢黄斑変性、角膜炎の原因になる以外に目から入った紫外線で身体全体のメラニン産生が増える可能性があるとも言われています。
面倒がらずに紫外線カット機能のあるサングラスをかけましょう。大きめのものがよいです。
目の周りはシミや肝斑ができやすい部位です。
大きめのサングラスをかけることでこれらの予防や悪化防止が可能かもしれません。
コンタクトを使用されている方も、できれば紫外線カット機能のあるものを使用し、サングラスと併用しましょう。

 

 

日傘
日なたで直射日光を避けるためには必要です。
最近は紫外線・赤外線・可視光線すべて100%カットのすぐれものが登場しています。
紫外線から身を守るだけでなく、暑さも和らぎ、快適に過ごせます。

 

※最近の研究では、紫外線に加えて可視光線や近赤外線の身体への悪影響が指摘されています。
可視光線や近赤外線を避けるには、日焼け止め化粧品などは効果が少なく、直射日光を避けること(遮光)が重要になります。
最近では、紫外線のみならず可視光線や近赤外線による悪影響防止を意識した帽子や日傘が販売されています。

 

>> サンバリア100

 

 

日焼け止め化粧品(サンスクリーン剤)
紫外線対策の基本です。
他の紫外線対策グッズを使用していても日焼け止め化粧品は必ず使用しましょう。
避けなければならないのは直射日光だけではありません。
日光はいろんなものに反射したり散乱してあらゆる角度から降り注ぎます。
この対策には日焼け止め化粧品が必須です。
治療後などの敏感肌を除けば(※)、アウトドアではSPF30以上のもの、日常生活ではSPF15以上(ほとんどの日焼け止め化粧品はSPF15以上)がよいです。
日焼け止め化粧品を使用する上で大切なのは、自分の肌に合わないもの(刺激を感じる・かぶれるなど)を使用しないことです。
また、日焼け止め効果は時間と共に減少しますので、指示どおりに塗り直しや追加をして、きちんと機能している状態を保つことです。

 

※治療後の肌は通常より紫外線に敏感な状態ですので、医師の指示に従ってください。

 

 

飲む日焼け止め
最近話題になることが多いのが、飲む日焼け止めです。
「日焼け止め化粧品を塗り忘れた」「塗り直しを怠った」などの場合に、紫外線による悪影響を最小限にしてくれる可能性があります。
しかし、飲む日焼け止めを使用していれば、他の日焼け紫外線対策をしなくていいということにはなりません。
あくまで補助的なものとしての使用が基本です。

 

 

 

 

当院おススメ紫外線対策グッズ

当院では、一般ではなかなか入手しにくい医療機関専売品などをメインに取扱いしています。
日焼け止め化粧品などは、治療後の敏感肌への使用を考慮し、紫外線カット効果が高く、肌への刺激の少ないタイプをご用意しています。
※当院では海外製品を正規ルートを通して輸入しており、偽物やコピー商品の可能性がないため、安心してお買い求めいただけます。
※当院では通信販売を行っておらず対面販売のみとなります。ご了承ください。

 

 

 

ヘリオケア360°

4,800(税込¥5,280)
(HELIOCARE360°: ifc GROUP スペイン製)


お肌の治療後などの敏感肌にも使用可能なノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)のサンスクリーン剤。広域(UVB/UVA/HEvis/IR-A)をカバーでき、SPF50+でウォータープルーフ。
Fernblock FC(シダ植物由来の天然抽出物Polypodium leucotomos:PLEにフェルラ酸・コーヒー酸・ビタミンC+E)配合で、皮膚の抵抗力を高め、紫外線による光老化、色素過剰、免疫抑制、DNA損傷を予防。
さらに強力な抗酸化作用もあります。
ヘリオケア360°は油分を含んでおらず、軽く柔らかい使い心地で目立ちませんので日常使いに最適で化粧下地としても使えます。
また、細かい粒子がムラなく拡がるので、肌を均一に保護することができます。

 

 

 

ユーブロック

6,500(税込¥7,020)
30カプセル(U・Vlock : サンソリット 日本製)


身体の内側からUVケアができるサプリメント。強力な抗酸化成分で塗る日焼け止めだけでは防ぎきれなかった紫外線をカットします。1日1粒で24時間持続するとされています。シトラス果実とローズマリー葉エキスがUVケアの主成分で250㎎配合されています。
ビタミンC、ビタミンD、プロテオグリカン、葛花抽出物、シルクペプチド、白クラゲエキスなどの美肌に導く配合成分も含まれています。
毎朝1粒を目安に摂取します。レジャーなどでピンポイント使用する場合は、日焼けする前日~3日後まで摂取するのがよいようです。また、万が一日焼けしてしまった後でも、その直後から摂取することでお肌のダメージを軽減できる可能性があるとされています。


 

 

 

サンバリア100 (日傘)

※通販などで購入可能です。当院での取り扱いはありません。


特殊な生地を使用した日傘で、院長自身もアウトドアでの活動の際などには以前から愛用しています。
最近の研究では、紫外線だけでなく可視光線や近赤外線の身体への悪影響が指摘されています。
可視光線や近赤外線などを避けるためには、直射日光を避ける(遮光)しか方法がありません。
サンバリア100は、紫外線だけでなく赤外線や可視光線を100%カットするため、とても有用です。
しかも、遮光することにより、炎天下であっても、とても涼しく快適なのが特徴です。

 

 

 

 

日焼けしてしまったらどうすればよいか?

日焼けは、主にUVBとUVAによって起こります。
UVBによって起こる日焼けとは、強いエネルギーを持つ紫外線が肌に照射されることにより、有害な活性酸素などが発生し、炎症反応やそれに伴う色素沈着(これがいわゆる日焼けで黒くなるということ)、免疫抑制が起こっている状態です。
UVAによって起こる日焼けは炎症反応が少ないですが、UVBより肌の深い層に作用し、コラーゲンやエラスチンに悪影響を及ぼしシワやタルミの原因になります。
またUVAは、既存の還元型メラニンがより色素の濃いメラニンに酸化することにより、日焼け中から日焼け直後に起こる色素増強(黒くなる)を起こしますが、これは長期間続くことはありません。
日焼けを長年続けることにより、シミ、イボ、シワ、タルミが発生する(光老化)可能性があるため、徹底した紫外線予防とケアが必要になるのです。
日焼けで受けたダメージを帳消しにすることはできませんが、それをできるだけ最小限に留めるのが日焼け後のケアの目的です。
具体的には、炎症反応の鎮静、失われたバリア機能のサポート、色素沈着対策、活性酸素対策、(免疫抑制対策)などが重要になります。

 

 

炎症反応の鎮静(赤み、熱感、かゆみ、ヒリヒリとした痛みなど)

日焼け直後であれば、まずは冷却します。
あまり低温にし過ぎると血行不良を起こして凍傷のリスクがあるので、氷や保冷剤をハンカチやタオルなどにくるみやんわりと冷やすようにしましょう。
一度に長時間冷やし続けるのではなく、1回に冷やす時間は10分程度に留め、少し休憩をはさみながら繰り返すようにするのがよいです。
可能であれば抗炎症剤の外用(非ステロイド系抗炎症剤など)や抗炎症作用のある基礎化粧品(グリチルリチン酸2Kやアロエエキス配合など)を使用します。
赤みや熱感が強い場合や水泡などを伴っているような場合は、適切な処置が必要になりますので一般の皮膚科を受診しましょう。

 

 

バリア機能のサポート(ある程度炎症が治まったら)

炎症が強い間は、炎症を鎮静させることに専念しましょう。
炎症がある程度落ち着いてきたら、紫外線のダメージにより失われてしまったバリア機能をサポートします。
日焼け後は、肌のバリア機能が低下し、とても敏感で乾燥が強い状態です。
肌への刺激を避けること、普段より多めの保湿、お肌の保護を心がけます。
基礎化粧品は洗顔料も含めて、すべて低刺激のものを使います。
肌に強い刺激を感じるものは、そのときの肌の状態には合っていないので、すぐに洗い流してしばらくは使用しないようにします。
洗顔は強くこすらないよう優しく短時間で行い、洗顔後はできるだけ短時間の間に化粧水をつけます。
乾燥が強い場合、化粧水は数分おきに数回程度重ね塗りをしてもよいです。
化粧水が馴染んだら、美白成分などを含んだ美容液を使用します。
その後、乳液や保湿クリームを使用します。
これでも乾燥するようであれば、さらに高純度ワセリンを追加します。
すべての塗布は、手で肌を強く擦らないよう優しく行い、刺激になる可能性のある過度なマッサージは避けます。

 

 

色素沈着対策

色素沈着対策(シミ・くすみ対策)は、メラニン色素産生を抑制する成分(いわゆる美白成分⇒ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、コウジ酸、プラセンタエキス、ハイドロキノン、アルブチン、ルシノールなど)やターンオーバーを促進する成分(レチノール、トレチノインなど)を使用します。
いずれの成分も肌の状態によっては、刺激になることがありますので、肌の状態により使用を検討します。

 

 

活性酸素対策

活性酸素対策は、抗酸化成分(ビタミンCやポリフェノール、アスタキサンチンなど)を使用します。

 

 

当クリニックでできること

・抗炎症薬(非ステロイド系、ステロイド系)の処方が可能です。
・クリニックでは、飲むタイプの日焼け止め(ヘリオケアやU・Vlock、REMEDY Blend/NOX Blend)を取り扱っており、日焼けした後の服用でもある程度の効果(日焼けによるダメージの回復)があるとされています。
・ハイドロキノン(美白剤)やトレチノイン(代謝促進剤)などの処方が可能です。
・炎症が完全に治まっているようであれば、お肌のターンオーバーを促進するためにケミカルピーリングフォトシルクプラスも有効です。
ビタミン注射や高濃度ビタミンC点滴が可能です。

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