ミルクピールについて
目次
ミルクピールの実際
お手軽簡単治療でつるつるツヤ肌を手に入れる! 「レーザーまではちょっと…」 これならできる、怖くない!
※写真は美肌モードなどの修正を一切使用していません
-
- 治療直後ノーメイクの状態です。古い角質が除去されることにより、肌に独特のツヤ感が出ます。この状態が続くのは1~2週間ほどですが、治療を繰り返すことにより古い角質が溜まりにくい肌への改善が期待できます。(効果には個人差があります)
-
- 古い角質が除去されることにより、メイクのノリが違ってきます。
ミルクピールとは?
ミルクピールは高濃度(効果が高い)なのに、ダウンタイムが少ない
ミルクピールトリートメントは、DERMACEUTIC社製(フランス製)の特別なケミカルピーリングキットです。 エステやホームピーリング剤(化粧品)とは、ピーリング剤の種類や濃度が大きく異なるため、医療機関での治療専用の製品となります(効果が高い分リスクも高くなるため、医療機関でしか行えないということです)。
ケミカルピーリング治療は、特に新しい治療というわけではありません。 実は日本国内でも、従来よりケミカルピーリング治療は存在していました。
しかし、従来の単剤によるケミカルピーリング治療法は、効果が出る濃度の治療では、施術後の強い赤みや皮ムケ、かさぶた、色素沈着などが問題になることが多く、そのため、美容医療においてケミカルピーリングが市民権を得ることは難しかったのです。
ミルクピールは、グリコール酸、乳酸、サリチル酸を絶妙な割合で配合し、リスクを最小限に抑えつつ、各々のメリットを最大限に発揮できるよう作られています。 単剤のピーリング剤ではなし得なかった高い複合効果と施術後のダウンタイムの少なさが特徴です。
ミルクピールは、製品として完成されていますので、院内での自家調合されたピーリング剤のように、作成方法や管理方法による品質のばらつきなどの心配が要りません。
従来のケミカルピーリング治療に挫折した方でも、ミルクピールなら安心して受けて頂けます!
医療機関で行われる通常のケミカルピーリングは、赤みや腫れなどのダウンタイムが気になるところ…。 ミルクピールは治療直後でも、ダウンタイムが少ないため、安心してお受けいただけます。
ミルクピール治療の流れ
ミルクピール治療は、短時間でとても簡単なのです! しかし、そんなミルクピール治療でも、流れ作業にしないのが銀座お肌の診療所です。 しっかりと診察でお肌の状態を確認します。 治療は院長自身が担当し、患者様のご希望に合わせて調節を行います!
-
1 STEP診察 -
2 STEP治療前の洗顔 -
3 STEPお肌の弱い部分を保護 -
4 STEPミルクピールを塗布し、しっかりとお肌を観察します -
5 STEP治療後の洗顔 -
6 STEPお肌の状態の確認⇒保湿処置
ミルクピールの効果とは?
ミルクピールの効果は2段階 ⇒ 直後の超ツヤ肌!+繰り返すことによって得られる根本的なお肌の活性化! ツヤ・肌理・ニキビ・脂性肌・ハリ・小じわ・くすみ・色素沈着・肝斑・毛穴など幅広い効果!
ミルクピールの効果(配布資料より)
- Restores a radiant complexion⇒艶肌
- Stimulates the epidermis⇒表皮活性化
- Regulates oily skin and dilated pores⇒皮脂分泌改善・毛穴改善
- Improves fine lines and wrinkles⇒小じわ改善
- Evens skin tone⇒色むら改善
- Boosts the action of daily cosmetics⇒化粧品の浸透高める
患者様の声としてよく聞かれる実際の効果も、ツヤ・肌理・ニキビ・脂性肌・ハリ・小じわ・くすみ・色素沈着・肝斑・毛穴とかなり幅広いです。
ケミカルピーリングとは?
ケミカルピーリングとは、直訳で「化学的な皮膚剥脱」です。 つまり、皮膚に化学薬品(一般的には酸です)を塗布し、皮膚の表面を剥脱させます。 これにより以下の変化が起きます。
- しみや小じわなどが生じた古い皮膚表面を取り除く
- しみや小じわのない理想的な新しい皮膚表面が再生される
実はこれだけではありません。角質を取り除くことにより、様々なシグナルが皮膚深層に向けて発せられるのです。実際に多くのメリットが報告されています。
- 表皮(皮膚の浅い層)の細胞活性化
- 表皮の代謝促進・正常化
- メラニン色素抑制
- 真皮(皮膚の深い層)でコラーゲン生成
- 角質除去・皮脂分泌抑制
- 保湿効果
- 皮膚のバリア機能が一時的に弱まるので、基礎化粧品などの有効成分の浸透が高まる
など
ミルクピールによる角質除去の様子
治療前、治療直後の写真です。明らかに表面の角質が除去されているのが分かります。 これが治療直後から実感できるツヤ肌の原因! そして、治療を繰り返すことにより根本的なお肌の活性化につながるのです。
当院のミルクピールの特徴
- 大切なのは、効果と安全性!
- 院長自身が施術する!
- お肌の状態によっては、規定以上の【攻める治療】が可能で効果が高い!
- お肌の状態を常に観察しているので、安全性が高い!
院長自ら施術~最大限の効果のために
当院では、医師である院長自らが施術中のお肌の状態を観察し、治療の強さ(時間・お薬の厚みなど)を調整いたします。 ミルクピールに限らず、ケミカルピーリングは、診察のみを医師が行い、実際の施術は、医師以外のスタッフが任されていること(医師が施術に立ち会っていない)がほとんどです。 この方法では、ケミカルピーリング本来のポテンシャルを発揮することは難しいと、当院では考えています。 お肌の状態は、ときにより刻々と変わるものです。 診察時には、問題ないように見えるお肌であったとしても、実際にピーリング剤を塗布してみると全く違った表情になる場合も多々あるのです。 つまり、ケミカルピーリングでもっとも大切なのは、施術中のお肌の観察なのです。 ピーリング剤を塗布した瞬間からお肌の表情をよく観察します。 まだまだ余裕のある状態で、もう少し強めてもいい状態なのか、今すぐにでも除去した方が安全な状態なのかは、治療責任者であり、正確にお肌の状態を判断できる医師が行うべきです。 施術中のお肌の赤みの出方などを注意深く観察し、塗布する薬剤の厚みや塗布時間を調節することで、最大限の治療効果と安全性が確保されるのです。 米国の教科書には、Never leave the room during the peel!(ピーリング治療中は決して治療室を離れてはならない!)とあるそうです。 ケミカルピーリングは塗布するピーリング剤の量(濃度)や塗布してからの時間でお肌への浸透度が変わります。 まして、医療機関で扱うピーリング剤は、エステなどで扱うものと異なり、濃度がとても高いです。 つまり、ピーリング中のお肌の状態をしっかり観察していないと、思わぬ深さまで浸透してしまい、色素沈着などのリスクに直面する可能性があるのです。 当院では、スタッフ任せの治療はいたしません。医師である院長自らが施術中のお肌の状態を観察し、調整いたします。 どうぞご安心ください!
限界を知っているからこそできる最大限の治療
ミルクピール(ケミカルピーリング)は、塗布する薬剤の厚さや量、塗布時間で、薬剤の浸透度を調節できる治療です。 薬剤の浸透度は、効果の大きさや副作用につながります。 銀座お肌の診療所は、ミルクピールの日本上陸以来、たくさんの治療経験を重ねてきました。 豊富な治療経験と限界を超える治療経験がないと分からないミルクピールの治療の限界を知っています。 当院では、豊富な経験より、患者様のご要望に合わせて治療強度を調節することが可能です。 安全マージンの大きいマイルドな治療から、最大限の効果を狙う限界ぎりぎりの治療まで、安全の範囲内で、できるかぎり患者様のご希望・ご要望に合うように治療強度を調節いたします。⇒オーダーメイド治療が可能!
※ミルクピールの構成成分である、グリコール酸・乳酸・サリチル酸は、いずれもお肌の浅い層に作用するタイプのピーリング剤です。 ケミカルピーリングに精通した医師が実際に施術を担当する条件下においては、色素沈着や瘢痕形成などの合併症を起こすリスクは非常に少ないです。 赤みや皮ムケ・かさぶたが出現したとしても、通常は問題なく治癒します。ご安心ください。
皮ムケ・かさぶたの事例①
以下の写真は、当院スタッフのミルクピール後写真です。 スタッフへの治療では、限界を少し超える治療をして、起きる可能性のある副作用を実際に経験しています。 安全な治療を患者様に提供するための努力を怠りません。(このような強い反応が出た後は、アフターケアにより全く問題なく治り、結果的には、むしろ通常の経過より良好な結果が得られました)
-
トレチノイン使用中の施術で皮ムケが起きています。かさぶたになることもあります。
-
薬剤を強く効かせたときに起こるかさぶたです。1週間で問題なく治ります
-
大小のかさぶたができています。抗炎症剤の外用(塗り薬)と保湿で問題なく治りました。
皮ムケ・かさぶた事例②
以下の写真は、当院スタッフのミルクピール後の写真です。 鼻風邪を引いた直後に行ったミルクピールで起きた表皮剥離の様子です。 鼻を頻繁にかむことで、小鼻の皮膚を擦ることで大きな負担がかかった状態では、ピーリング剤が予想以上に浸透するために起きたものと考えられます。 抗炎症軟膏の塗布で問題なく治ります。 鼻風邪や鼻炎で頻繁に鼻をかむ状況では、注意が必要であることが分かりました。
皮ムケ・かさぶた事例③
以下の写真は、当院スタッフのミルクピール後の経過写真です。 お肌の調子を崩している状態で、少し無理をしてミルクピールを行いました。 ピーリング剤を塗った後、短時間で強い赤みが出現しました。 これ以上は危険と判断し、規定の時間より早く、反応を止めました。 治療後、薄いかさぶたができましたが、炎症止めの外用薬と保湿で、問題なくきれいになりました。 いくらダウンタイムの少ないミルクピールと言えども、調子の悪いお肌では、赤みや皮ムケが起きる可能性があることが分かりました。
-
1 治療直後 赤みが出ています。お肌の表面はむくんだような状態になっています。通常より反応が強い状態です。炎症止めの外用薬を使用しました。
-
2 治療2日後 翌日には、薄いかさぶたができました。しっかり保湿し、かさぶたを剥さないように優しく扱います。
-
3 治療6日後 かさぶたは、通常は1週間以内に自然に剥がれ落ちます。新しいお肌に生まれ変わります。
皮ムケ・かさぶた事例④
当院スタッフのミルクピール後の経過です。 ミルクピールに慣れたお肌なので、通常よりかなり長い時間ピーリング剤を作用させました。 治療直後に膨疹(蚊に刺されたような膨らみ)ができましたので、かさぶたを予想し、炎症止めの外用薬を使用しました。 翌日、予想通りのかさぶたができました。 右の写真は、4日目です。入浴中に自然と剥がれ落ちたとのことです。 全く問題なく治りました。 毛穴やキメが違うのが分かります。
ミルクピールはボディにも◎!
ミルクピールは、顔以外にも治療可能です。特に首元や手の甲などの露出部は大人気! 粘膜部などを除き、身体のほとんどの部位に施術可能です。 ※安全のため、一度に施術できる部位には限りがあります。ご了承ください。
ミルクピール後のアフターケア【重要!】
ミルクピールのポテンシャルを最大限発揮させるために~
ミルクピールにより、治療後は一時的にお肌のバリア機能が低下した状態となります。 外部からの刺激(紫外線、擦ることなど)に対して敏感になり、お肌内部の水分も失われやすく乾燥しやすい状態といえます。 しかし、実はこの状態は、美肌にとってのビッグチャンスでもあります。 普段は、その強力なバリア機能によって浸透しにくい美肌成分が、とても浸透しやすい状態になっているのです。 ピーリング治療後アフターケアの基本は、第一に紫外線予防と十分な保湿、そして、なるべくお肌を強く擦らないようにすることです(すべてスキンケアの基本です) 。 さらに、お肌に栄養を与えてあげることなのです。
ミルクピールには、専用のアフターケア用基礎化粧品があります。 敏感になったお肌を守り、美肌のために必要な栄養分を与えます。 ミルクピールのポテンシャルを最大限発揮させるためには、治療と並行して使用することがとても大切です。 【ミルクピールしていない方の基礎化粧品としても大好評です!お問い合わせください!】
-
- ヒアル・スーティック
- ミルクピール施術後のお肌の修復・保湿するのに最適。1日中うるおいを保つために必要不可欠な栄養成分を与えてくれる強力な保湿クリームです。ミルクピール施術後でなくても、普段のお肌のお手入れにアンチエイジング保湿クリームとしてお使いいただけます。
-
- サン・スーティック
- ミルクピール施術後の敏感肌にも使用可能な、お肌に負担の少ない紫外線散乱剤成分アンチエイジング日焼け止め。SPF50。ミルクピール施術後でなくても、敏感肌用日焼け止めとして、普段のお手入れにお使いいただけます。
-
- リジェン・スーティック
- 2種類の高活性ペプチドの相乗効果で、お肌のコラーゲン合成が促進されます。ヒアルロン酸と強力な抗酸化成分が、お肌に潤いを与え、バリア機能を高めると共に、お肌の自己修復を助けます。美容治療後のお肌に特に有効で、治療によりダメージを負ったお肌を癒し修復(リニューアル)を促進させます。
-
- C25・クリーム
- 強力な抗酸化処方(25%安定化ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB5、ビタミンE、ポリフェノール)が、老化の原因であるあらゆる酸化ストレスからお肌を守り、くすみや色むらのない輝くお肌を目指します。
-
- ターン・オーバー
- 濃縮グリコール酸(ピーリング成分)が、角質細胞同士の接着を弱めて、古い角質が均一に剥がれるようにします。お肌の表面に溜まった古い角質が取り除かれることにより、お肌がリニューアルします。くすみや小じわなどが改善し、色も質感も均一な若々しいお肌を作ります。
ミルクピールを受けられない可能性のある方
- グリコール酸、乳酸、サリチル酸に対して過敏症のある方
- アスピリンに対して過敏症のある方(アスピリン喘息を含む)
- アルコールに対して過敏症のある方
- 現在活動性(炎症のある)のアトピー性皮膚炎のある方
- 普段からトレチノイン(レチン、レチノイン酸、ディフェリンゲルなど)過酸化ベンゾイル(ベピオゲル・デュアックなど)、その他のピーリング剤を使用されている方⇒2週間ほど使用しない期間を置いた後の治療が安全
- イソトレチノイン(アキュテイン、ロアキュテイン・ロアキュタンなど)の内服中の方。内服歴がある方もご相談ください。
- ヘルペス治療中の方
- 頻繁にヘルペスが出る方はご相談ください。
- 女性の場合、妊娠中・授乳中
- お肌に大きな負担のかかった状態
など、詳しくは医師にご確認ください。
ミルクピールにおける考えられるリスク(副作用・合併症など)
- 赤み・乾燥・腫れ・皮むけ・かさぶた(治療時の肌の調子による)
- 敏感肌(通常は一時的)
- かぶれ(ミルクピールの成分に合わない場合)
- 色素沈着・瘢痕(非常にまれ)
- ヘルペスの悪化
など、詳しくは医師にご確認ください。
料金表
診察料 | 初診 | ¥2,000 (税込¥2,200) |
---|---|---|
再診 | ¥1,000 (税込¥1,100) | |
注射・点滴治療のみの再診 | ¥500 (税込¥550) |
※すべての治療・医療薬処方には診察が必要です。予めご了承ください。
ミルクピール施術料金一覧
顔 | ¥9,800(税込¥10,780) 2回目以降 ¥8,820(税込¥9,702) |
---|---|
顔施術の際、鼻のみマスクピールに変更 | ¥2,000(税込¥2,200) + ミルクピールの顔料金 |
首前面 | ¥8,000(税込¥8,800) 2回目以降 ¥7,200(税込¥7,920) |
デコルテ | ¥16,000(税込¥17,600) 2回目以降 ¥14,400(税込¥15,840) |
顔+首前面+デコルテセット | ¥28,000(税込¥30,800) 2回目以降 ¥25,200(税込¥27,720) |
顔+両手背セット | ¥16,000(税込¥17,600) 2回目以降 ¥14,400(税込¥15,840) |
背中半分 | ¥16,000(税込¥17,600) 2回目以降 ¥14,400(税込¥15,840) |
背中全体、二の腕 | 各¥30,000(税込¥33,000) 2回目以降 各¥27,000(税込¥29,700) |
肘下(全周)、腹部、ヒップ、バスト、膝上(表・裏各 | 各¥25,000(税込¥27,500) 2回目以降 各¥22,500(税込¥24,750) |
小範囲(両手背、両脇、両肘、両膝、鼠径部など) | 各¥8,000(税込¥8,800) 2回目以降 各¥7,200(税込¥7,920) |
※同部位については2回目以降10%OFFでお受けいただけます。
※その他の部位はご相談ください。
※アフターケアのための炎症止めクリームや化粧水などをお勧めしています(任意、数千円)。
※この料金は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
※安全のため、広範囲を一度に治療することはおすすめしておりません。
ミルクピールQ&A
このQ&Aの回答については、当院での診療を基準にしています。当院以外のクリニックの診療に当てはまるとは限りません。同じ治療機器・医薬品を使用していても、治療方法は大きく異なる場合も多々ありますので、予めご了承ください。
Q : 施術中は痛いのですか?
A : 施術中は部位により、チクチクする・むず痒いなどの刺激を感じる場合があります。しかし、ミルクピールはマイルドに作成されているので、痛いというほどではありません。また、より快適に施術をお受けいただけるよう、施術部位に小型扇風機で風を当てさせて頂きます。これにより、このような刺激感はかなり改善されます。 どうぞご安心ください。
Q : 施術後すぐにメイクできますか?
A : 治療の強さや治療後のお肌の状態によりますが、基本的には、治療当日はメイクをお控え頂くのが無難だと考えています。ミルクピールは、ピーリング剤の塗布時間で治療の強さを調節可能です。軽めの場合は、治療直後よりメイクしても問題ないことが多いですが、治療後のお肌の状態や、施術の程度によっては、施術当日のメイクは避けて頂いた方がよい場合もあります。詳しくは、診察時に医師にご相談ください。
Q : 施術後気をつけることはありますか?
A : ミルクピール施術後は、お肌のバリア機能が一時的に弱くなっています。そのため、乾燥しやすく紫外線にも弱い状態です。特に治療後3日くらいは、十分な保湿と紫外線対策を心がける必要があります。摩擦などの刺激を避けること、刺激の強い化粧品の使用もお控えください(専用の化粧水などを使用して頂くのがベストです)。また、反応が強く出た場合、強い発汗などによってかゆみが出たり、小水疱を伴うことがあります。状態によっては、激しい運動やサウナなども控えた方が無難です。
Q : 施術の時間はどれくらいですか?
A : お顔のピーリング剤塗布時間の標準は初回治療で1分30秒ほどです。ボディの場合は、もう少し長い時間になりますが、長くても10分程度です。 初回施術時は安全のため、規定の塗布時間とさせていただきますが、2回目以降は初回施術後のお肌の状態をヒアリングさせていただき、適宜塗布時間を変更いたします。また、安全の範囲内で、できる限り患者様のご希望に沿わせて頂きます。施術後に必要に応じて、ある程度のお時間を頂いて、冷却などを行う場合があります。
Q : レーザーとの併用はできますか?
A : 基本的には可能であることが多いですが、施術時のお肌の状態と、使用する治療機器の種類によります。診察時にご相談ください。
Q : 施術前にしてはいけないことはありますか?
A : 前日の顔剃り・日焼け・パック洗顔・スクラブ洗顔、ホームピーリング剤の使用、強く擦ることなど、お肌に負担のかかるようなことはなるべく避けて頂いた方が無難です。 ⇒稀に思わぬ深さまで反応が及び、色素沈着や瘢痕形成の可能性があるとされています。
Q : 施術後の状態を教えてください
A : 基本的にはダウンタイムのない治療で、治療直後からつるつるした艶肌をご実感いただけます。しかし、お肌の状態や、治療の強さにより赤み、皮ムケ、かさぶたなどが起きる可能性があります。ただし、通常はいずれも短期間の間に軽快するものばかりですので、心配いりません。
Q : 施術できない人はどんな人?
A : 以下に該当する方は治療が出来ない可能性があります。
- グリコール酸、乳酸、サリチル酸に対して過敏症のる方
- アスピリンに対して過敏症のある方(アスピリン喘息を含む)
- アルコールに対して過敏症のある方
- 現在活動性(炎症のある)のアトピー性皮膚炎のある方
- 普段からトレチノイン(レチン、レチノイン酸、ディフェリンゲルなど)過酸化ベンゾイル(ベピオゲル・デュアックなど)、その他のピーリング剤を使用されている方⇒2週間ほど使用しない期間を置いた後の治療が安全
- イソトレチノイン(アキュテイン、ロアキュテイン・ロアキュタンなど)の内服中の方。内服歴がある方もご相談ください。
- 女性の場合、妊娠中・授乳中
- お肌に大きな負担のかかった状態
など、詳しくは医師にご確認ください。
Q : 施術間隔と回数は?
A : 製造メーカーより、2週間おきの4~5回施術を1クールとして推奨されています。ただし、実際にはお肌の状態や治療の強さによります。 治療結果が良ければ、その後は、お肌の状態を考慮しながら、施術間隔を1~2か月とし繰り返します。このくらいの施術間隔であれば、お肌の負担は心配ありません。
Q : 1回でも効果を感じますか?
A : 初回の施術後より効果をご実感頂けることが多いです。ただし、ピーリング剤の反応は、お肌の状態により個人差があります。リスクを避けるため、1回目の施術では、ピーリング剤の塗布時間を規定の時間とすることをお勧めしています。その結果、赤みや皮むけなどがなかった場合、次回治療より少しずつ治療強度を強めていくのが無難です。
Q : 皮膚が薄いといわれたことがありますが、大丈夫ですか?皮膚がさらに薄くなることはありませんか?
A : 大丈夫です。ご安心ください。 皮膚は加齢とともに薄くなります。ミルクピールは、皮膚の浅い層へのケミカルピーリングです。古い角質を取り除くことにより、皮膚は一時的に薄くなりますが、その後、表皮細胞の活性化と真皮のコラーゲン産生により、皮膚はむしろ厚くなると考えています。ミルクピールをしたからといって、皮膚が薄くなることはありませんので、どうぞご安心ください。
Q : なぜ顔の施術料金は安いのですか?
A : お顔はそれ以外の身体の部位の皮膚より、ミルクピールに対して敏感に反応します。そのため、お顔に対しての施術が、一番施術時間が短いのでご料金がお安くなるのです。
Q : お肌が強い方なので、標準より強く治療してもらいたいのですが、可能でしょうか?
A : 可能です。お肌の状態が良好ならば、大きなリスクを伴わない範囲内で患者様のご希望に沿うよう治療いたします。 ミルクピールは治療強度の調節が可能です。強い治療は、効果も出やすい分、赤みや皮むけ、かさぶたなどのマイナス面が出る確率が上がります。ご希望はひとそれぞれですので、お肌の状況と患者様のご希望を考え合わせ、患者様ひとりひとりに最適な治療強度を調節いたします。
Q : ミルクピール後、ホームピーリング剤はいつから使用できますか?
A : ピーリング剤の種類により、強さが異なりますので、一概には言えませんが、一般的なもの(グリコール酸では3.5%程度)では、ミルクピール後1週間でご使用いただけます。ただし、ミルクピール後で、まだお肌が完全に回復していないような場合は状況に応じて、間隔を長く空ける必要があります。
Q : 今までに大きなトラブルはありませんか?
A : ミルクピールは、もともと赤みや皮ムケなどのダウンタイムを伴いにくい治療です。しかし、治療時のお肌の状態があまりよくない場合や、治療を強めることにより、赤みや皮ムケ、ときにはかさぶたになることがあり、実際にスタッフへの治療ではこれらを経験しています。ただ、ミルクピールを構成する3つのピーリング成分(グリコール酸・乳酸・サリチル酸)はいずれも、皮膚の比較的表層付近のみに効くタイプのものですので、過度な反応が出たとしても、その時点でピーリング剤を除去して適切なアフターケアをすることにより、問題なく治ることがほとんどだと考えられます。当院では、医師が直接治療に当たりますので、どうぞご安心ください。
Q : 大切なイベントの前に行うことはできますか?
A : ミルクピールは赤みや皮ムケが起きにくいピーリング治療です。しかし、ピーリングによる反応には個人差があり、お肌の状態によっては、赤みや皮ムケ・かさぶたを伴うこともあります。したがって、治療による反応が予測しづらい初回治療やお肌の状態があまり良くない場合は、治療を慎重に検討する必要があります。診察で相談させていただきます。
Q : ミルクピールはdermaceutic社から通販できますか?
A : ミルクピールは医療機関専用のピーリングキットです。エステで使用されているものやホームピーリングなどとは、濃度が全く異なる医薬品です。適切な知識と方法で治療しないと、危険を伴う可能性もあります。したがって、一般に販売されることはありません。
Q : ミルクピールはエステで行うピーリングと違いますか?
A : エステと医療機関では、扱えるピーリング剤の濃度が大きく異なります。当然のことですが、医療機関で扱うピーリング剤の方が、はるかに濃度が濃いです。効果が高いですが、その分リスクもありますので、医療機関で扱うのです。ミルクピールは高濃度のピーリング剤です。通常は、医療機関でしか扱うことができません。
Q : ツルツルの肌にしたいときは、ピーリングとフォトどちらがよいですか?
A : お肌の艶を出すなら、ピーリングの方が分かりやすい効果が期待できます。ピーリングは、お肌の艶や肌理に関係する角質層に直接作用します。角質層がリニューアルされお肌にハリが出ますので、治療直後から艶を実感できることが多いです。フォト治療は、お肌のくすみ改善が主な目的です。ベストなのは、フォトとピーリングの併用です。艶があり透明感のある美肌を目指すことが出来ます。